NPO法人 関西留学生支援センター
 
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「松風寮」
寮生募集の概要
中国語訳
中文翻?
韓国語訳
?国?翻?
英語訳
Englishment
 

 

団体の目的および活動内容★
 
「育成寮」の特徴
 
 
★特定非営利活動法人(Non Profit Organization):
関西留学生支援センターは2002年11月14日、大阪府知事の認可により設立され、在日留学生の支援を続けて来たが、多くの留学生達にとって来日した最初の6ヶ月から1年の期間の支援が如何に大切であることがわかった。
 
そこで、当センターはこの経験を基に、6ヶ月から1年間の期間に、きめ細かい支援する為めに*育成寮*を創設することにした。
 
この*育成寮*は、初めて親元を離れ、一人で生活するようになった留学生がホームシックにかかったり、孤独に陥らないように、この期間に共同生活を学ぶ「互恵互助の場」にする。
 
                                     
 この育成寮は、あえて、贅沢な寮を避け、コミュニケーション能力を身に着けるため、
 この最初の時期にこそ、意識的に他人と係わる経験を積むための場として、質素なもので、  一人一人の室内に、トイレ、風呂、調理器具などを設けず、国際感覚を磨くための
「公私協力要請の場」であり、この育成寮での経験を国際人になるための登竜門になること
を目指すものである。
 
多くの留学生達は、来日したその日からワンルームマンションに住むことを希望するが、敷金や保証金、保証人などを要求され、その上、来日当初は言語の問題などでアルバイトも無く、高い家賃のため勉強も落ち着かず、日本文化や習慣を身につける余裕もない。
 
従って最近、留学生だけでなく、一般の学生にも最初の一定期間、寮生活を奨励する大学
や専門学校が増えつつある。
 
        そこで育成寮の調理場や食堂も日本伝統の共同浴場などもすべてコミュニティスペースとして積極的に活用することによって、孤独に陥る留学生が、より深く沈むことのないよう考慮し、放課後やアルバイト後は「早く寮に帰りたい」と思わせるような楽しい寮生活*を目指す。
 
育成寮*の日常生活は、掃除もゴミ出し、食事作りも話し会いでルールを決め、夕食時に寮にいる人達が協力して調理するもよし、材料をまとめて買って割勘で安くあげるもよし、
ご飯を炊く当番を決めて、おかずは各自で準備したり、光熱費を皆で協力して節約に励んだり、話し合いにより月ごとでルールを変える、などなど、すべて自由にさせ、創意工夫の機会を与える。
 
なお希望者にはまかないも可能であるが育成寮は何より「互恵互助の精神」によって、
共有部分の整備整頓は勿論のこと、自分の部屋は自分の好みに合わせて綺麗な状態に
保ち「日本の良いと思う生活習慣」を植え付け、それを次の入寮生達に引き継いでいくことを伝統にする。
 
勿論、すべてスムーズに行くとは思えず、色々なトラブルは発生するものと考えられるが、共同生活についてのトラブルは、管理者はできるだけ介入することを避け、当事者同士の話し合いで解決するよう指導する。
 
ただし、各寮生の生活面におけるサポートはこれまで通り「転ばぬ前の杖」として、気軽に専門家による相談ができるよう積極的に取り組んでいく。
 
多くの留学生は在日期間中、一つの住居に留まることなく、日本での日常生活に馴れ、
 アルバイトの経験を積むに従って住居を転々とするのが普通である。
 
その為にも一定期間、育成寮で培った「互恵互助の精神」は、育成寮を出た後も、あるいは
友達同士で部屋を借りて暮らすときにも必ず役立つものと考えられる。
 
また、当センターは、育成寮を出る場合にも、その留学生達の希望の合った住居の確保にも努める。
 
引越し費用無料でボランティアがお手伝いします。
 
以上、この育成寮は留学生達にとって大きな障壁であった敷金、保証金、保証人システムがなく、入寮時に入館料50,000円納めるだけで安心して気軽に入居できる共同住宅で、共用スペースは入寮生同士の交流には役立っている。
 
尚、入学後の留学生の希望者には専任講師による日本語や日本文化の講座にも参加する
ことが出来る。
 
懐かしい昔の「学生気質」の姿を思い出す「レトロ文化」を味わえて、日本文化に興味を持っている外国人には大変人気がある。
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